私が豊胸をしたのは、実は私の友人が先に豊胸をしたからです。そんな彼女のいきいきとした姿を見て、私も豊胸をしたいという気持ちになったのです。もし彼女が豊胸をしなかったら、あるいは豊胸をしても何も変わらなかったら、自分も豊胸をしようという気持ちにはならなかったのではないかと思います。豊胸をした後の彼女の姿があまりにも自信に満ちあふれ、まったく別人になったような感じだったので、自分も豊胸をしようという気持ちになったのです。
豊胸をする前の彼女はどちらかというと目立たない存在でした。おとなしくて消極的で自分から率先して行動したり、声をかけていったりすることはありませんでした。容姿はとても整っているのですが、自分の胸に自信を持つことができなかったようです。胸さえ大きければもっと堂々としていられるのに、と彼女はこっそりと親友であるわたしに打ち明けたことがあります。それぐらい彼女は自分の胸が小さいことを昔から気にしていたようです。
彼女とは学生時代に一緒だったのですが、就職した後も時々会っていました。年に数回会う程度でしたが、いつもおとなしくて真面目に行動する彼女が少しずつ雰囲気が変わったと思ったのは短大を卒業して4度目の春を迎えた頃です。「最近何となく雰囲気が変わったわね」と言ったら、彼女は笑いながら豊胸をしたことを打ち明けてくれました。服を着ていたから良くわからなかったのですが、確かに何となく胸が大きくなっているのが分かりました。
その友人は豊胸をすることによって、全体的な雰囲気ががらりと変わったようです。明るくなっただけではなく、自分に自信が持てるようになったのか、顔色も良くなり、さらに自分から率先していろいろな人に話しかけるようになりました。また、それだけではありません。それまでは地味であまり目立たなかった存在だった彼女はそれまでは男性に声を掛けられる機会が少なかったのですが、豊胸後は急に男性からのアプローチが増えたのだそうです。
そういったことも彼女に大きな自信を与えることになりました。それもやはり、豊胸がひとつの原因になっているということは間違いないのではないでしょうか。私ももっと人生をいきいきとさせたいと思っていたので、豊胸を決心したというわけなのです。